静岡市議会議員伊東としひろ
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静岡駅南再開発事業〜サウスポット静岡の完成

「ホテルから静岡駅を眺むれば朝な夕なの活きづく人々」

サウスポットの夜姿昭和59年(1984年)に整備計画が策定されてから、私達地権者は再開発の勉強会を始めたのです。
永い年月にわたって、市議会本会議では60回近くも指摘や提言を浴びながら誰も手を付けられなかった再開発事業(※静岡大学受験生が新幹線南口に降りて出てきた所、南口の光景を観て「あっ、降りる駅を間違えてしまった。」とホームに戻って行ったというエピソードが本当にあったそうです)です。

それこそマイホーム建設や会社・店舗をつくること自体でも大変なことですから、とてつもない「夢」のまた「夢」を整備建設し、実現させようとするわけですので、大変な勇気と決断が必要でありました。
この頃、そんな計画について皆さんにお話しや説明をしたりしても、100人中100人全員が実現を信じていませんでした。

この日から苦難の道を歩き始めたのです。
私にとっては、「大学進学断念」→「脱サラ」→「市議会議員立候補」(詳細は「議員になる前の伊東の履歴書」をご参照ください)それ以上のとてつもない大きな節目に挑戦をしたわけですから、家族を始め、会社の幹部や、まわりの人達にも大きな不安を与えてのスタートであったのです。

● 昭和63年(1988年)1月=準備組合設立
● 平成3年(1991年)3月=組合設立総会
● 平成4年(1992年)12月=第一生命と保留床取得契約締結
● 平成5年(1993年)5月=発起人5名が連帯保証人として莫大な借入を銀行から融資をうける
(静岡銀行=90億円・静岡信用金庫=50億円・静清信用金庫・=50億円・清水銀行=50億円・中部銀行=20億円の合計=260億円)

再開発事業に個人保証で資金調達を図ることは全国でもあまり例がないとのことだそうで、この連帯保証人の確認の為の通知が各銀行・金庫から家庭に郵送されてきた日に、それを見た家内の血圧が上がってしまい、慌てて近くの医院にかつぎ込んだこともありました。

横綱「若の花」誕生のとき、「堅忍不抜」の言葉が、マスコミで派手に取り上げられておりましたが、この時から私達組合員や理事役員の間で交わす合い言葉は「堅忍不抜」になったのです。

代表的都市型ホテルの「小田急」の進出も契約され、又身近に芸術文化に触れる機会を駅南に欲しいとの声を受けて「アートギャラリー」等も決まり、工事に着手されたのです。
平成9年(1987年)4月21日の竣工は、まさに夢のようでした。

再開発される以前の固定資産税の税収は約2,700万円でありましたが、完成後の固定資産税の税収約3憶6千万円を(年間)静岡市に納めることになるわけですから、静岡市の税収にも大きく寄与されることになるのです。
それ以上に地場産業が厳しい環境下におかれているとき、東中学校二年生の作文「静岡市の発展と駅南開発」に書かれたように地域活性化と共に将来の静岡市の街づくりに大きなインパクトを与えることができたことです。ここを起爆剤として今後の都市計画の実現に向けて、がんばって行きたいと念じております。

未来へ向けた管理組合

平成9年3月26日、完成したビルをこれから管理してサウスポット静岡管理組合の設立総会が開催され、管理組合については、権利変換段階から勉強会を行っており、基本骨格はほぼできあがっておりました。
権利変換とは単なる従前従後の資産の変更であり、大切なことは建物が建った管理運営である、ということを重点に置きながら権利変更計画も練ってきたのです。コンサルタントも当初の段階から管理組合の形態等を意識しながら地元説明や権利者との協議を進めていきました。
最終段階では、基本骨格を補強する形で、サイン計画やビル管理の依頼先等の詳細部分を組み込んでいったのです。

サウスポットの更なる発展を目指して

長い年月を経て、ようやく市街地再開発建設物「サウスポット静岡」の完成をみましたが、再開発事業は単に新しいビルが完成し、公共施設が成美されただけで目的が達成された訳ではなく、適正な管理・運営を図り、ビル全体が繁栄し、静岡駅南口地区が活性化して初めて事業の成果が評価されるものであると思います。

管理組合設立にあたっては、事務所、ホテル、店舗、住宅、駐車場等をさまざまな業態の異なる複合施設を管理するため、施設部会と住宅部会にゾーン分けをし、各々数度の会合を持って部会ごとの規程を定め、新たな都市機能の活力拠点として誕生した施設全体の管理規約を制定しました。

現代的なインテリジェントビルに一新され、統一された管理のもとに整然とした運営形態を保ち、次世代の共通財産として魅力ある発展を遂げ、飛躍することが私達に与えられた使命と考え、「サウスポット静岡」管理組合を結成しました。

サウスポット静岡管理組合
理事長 伊東稔浩

著書「未来へ、人へ、心へ、」より

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